2013年8月19日
横浜の図書館の発展を願う会
溝井正美様
横浜市長選立候補者
しばた豊勝
(担当:市民の市長をつくる会 政策委員会 佐藤充泰)
貴会からのアンケートへの回答について
日頃の貴会の取り組みには心から敬意を表します。先日いただきましたアンケートへの回答を送付させていただきます。よろしくお願いします。
1.図書館政策の基本的考え
国会図書館法前文にある「真理がわれらを自由にする」という言葉はとても崇高な理念であり、市立図書館も同じ精神で運営していくものと考えます。市民の知る権利を保障するため、子どもにも大人にも身近で利用しやすい図書館であるべきだと考えます。
2.横浜市立図書館の課題
市民に身近な図書館とするために、図書館の数を増やすことが最も良いことは間違いありません。増設を検討しますが、当面、地区センター等、地域に身近にある施設との相互貸出のようなシステムの構築を急ぎます。また、図書費に関しては、他の政令指定都市並みの水準まで早急に引き上げます。
3.図書館への指定管理者制制度の導入
図書館に指定管理者制度を導入することには反対です。直営でやり、専門的に知識をもった司書の雇用を保証することで初めて「真理がわれらを自由にする」という大きな理念を実現することができるのです。また、社会教育施設としての図書館は生涯教育の実践の場でもあります。生涯教育の場を自治体が提供することが大切だと思います。山内図書館は直営に戻します。
4.図書館の窓口業務の民間委託
民間委託には反対です。窓口業務も直営を堅持します。
5.図書館員の人材育成
継続して司書の採用を実施します。また現場での様々な事務処理的な業務に対して事務職の増員を行うことで、司書が専門的な業務へ特化できるようにしていきます。市独自の研修、専門職団体の研修等の参加を保障していきます。
6.図書館協議会の設置
図書館協議会の設置を検討していきます。
7.学校司書の配置と学校図書館の活性化
学校司書については、司書資格の有無を採用条件としていきます。学校司書の採用も原則正規職員とし、子どもの目線を大事にした学校図書館の活性化施策を検討します。