【2017年横浜市長選】長島一由氏からの回答

(メールでの回答)

1.図書館政策の基本的考え

図書館行政については、逗子市長時代、優先的に取り組んだ課題です。

実際に、新図書館を建設し、その際には、1.蔵書を外部から検索し、電話1本で宅配・回収可能な日本一利便性の高い図書館をつくること、2.映像作品及び視聴コーナーの充実、3.子供の絵本の読み聞かせ、4.学習コーナーの充実

コーナーの充実の主に4点を念頭に建設・運営し、建設後、10年以上が経過した今も、逗子市民には好評を博しております。

横浜市の場合、地域ごとの図書館を同様の考えで検証すると共に、18区全体のプロデュース方法も再検討し、さらに市民の利便性を高めてまいりたいと考えます。

2.横浜市立図書館の課題(図書館数、資料費)

蔵書数や予算規模もさることながら、ICT活用可能な時代の今、欲しい本や情報がしっかりと入手できる環境整備に取り組みます。

3.図書館への指定管理者制度の導入

どのような運営形態が望ましいかについては、よく貴会や市民の声を把握しながら、慎重かつ適切に対応してまいります。

4.図書館の窓口業務の民間委託

公金を預かる立場としては、効率性と提供されるサービスの質とのバランスをよく分析・検証しながら、最善の方法を模索いたします。

5.図書館員の人材育成

人材は人財という考えは、図書館行政のみならず、全ての職員に当てはまります。

仕事のスキルの棚卸をして、どのようなスキルが要求されるのか、不断の検討を追求してまいります。

6.図書館協議会の設置

横浜市の弱点は市民と行政との距離感です。

市民参加を進めるという点は全く異論有りませんが、どのような形態がよいのか。貴会や市民の皆様の意見を伺いながら最善の方法を模索してまいります。

7.学校司書の配置と学校図書館の活性化

学校図書館の充実は、私が全国の市としては初めて全国公募した野村昇二教育長が絵本作家兼元学校長だったということからも、積極的に進めてまいりました。

デジタル時代だからこそ、ネットワーク構築・活用すべきですが、他方、アナログの要素を持つ本を読む習慣は特に子供のうちから培うことがその後の成長に重要なカギを握ります。

この環境をより良くするための人材獲得、育成についても、貴会や市民の皆様の意見を伺いながら最善の 方法を模索してまいります。

長島一由