青葉区・山内図書館への指定管理者制度導入案について

青葉区・山内図書館への指定管理者制度導入案について
※教育委員会事務局中央図書館企画運営課(2009.1.14作成)
上記は、1月14日付で、横浜市立図書館ホームページに掲載されました。
市立図書館各館にもチラシが置かれました。
私どものこれまでの活動報告も併せてお読みいただき、
ご意見のある方は、下記までお問い合せ下さい。
横浜市立図書館・ご意見・お問い合わせ
※チラシおよびホームページ告知には、
本件専用のお問い合せ先が掲載されておりませんので、
総合的なお問い合せ先を掲載しました。
適当と思われるところに問い合わせて下さい。

オバマ次期大統領が語った図書館と司書の役割

オバマ次期米国大統領が語った、
市民生活における図書館の重要性についてご紹介します。
カレントアウェアネス-E No.139 2008.11.19
★E855 – オバマ次期大統領が語った図書館,ライブラリアンの役割(米国)
「・・・オバマ氏は,図書館を単に本やデータを蓄積する建物ではなく,より大きな世界への窓,米国や人類の歴史を前進させるのを助ける大きなアイデアや深遠な概念が発見される場所として位置付ける。そして,我々の自由の基盤である,真理へのアクセスを支える存在,と図書館を見なす。この立場から,図書館に干渉する組織・人々を批判し,何年も,プライバシーと自由のための戦いの最前線に立ち続けてきたライブラリアンを賞賛する。「私は,図書館が学習の聖域であり続けることを保証するべく,あなた方と共に働きたい」。その上で,愛国者法か,市民の自由か,という二者択一ではなく,それらは共に実現するべきものである,と語る。・・・」(以上、文中引用)
<関連記事>
★オバマ氏と図書館 2008年11月05日(水) 16:45
(以上、カレントアウェアネス・ポータル)

青葉区の図書館 こんな図書館がいいなぁ・・・今あなたの意見が必要です!!

画像

青葉区の図書館 こんな図書館がいいなぁ
     ・・・今あなたの意見が必要です!!

日時:1月16日(金)午後1時-4時
場所:アートフォーラムあざみ野2階 セミナールーム1

図書館に関してのプロジェクト・レポート「図書館へ行こう!」が青葉区選出の山下議員より教育委員会に提出されました。山下議員より直接に内容をお聞きして、皆さんといっしょに「青葉区の図書館がどうあるべきか」を検討しませんか?
参加費は、無料です。予約も必要ありません。当日直接会場にお越しください。
皆さんは知っていますか?
横浜市教育委員会は、山内図書館への指定管理者制度の導入を2010 年から5 年間、試験的に導入することを予定しています。そのため、2008 年12 月に、横浜市議会で図書館条例の改定について審議されました。横浜市立図書館の管理運営手法として「指定管理者制度」を導入するために「横浜市図書館条例」の改定が必要になったからです。
(関連記事:【ニュース】横浜市議会、市立図書館への指定管理者導入議案について「継続審査」に
横浜市では2007年8月に「横浜市立図書館のあり方懇談会報告書」がまとめられ、その中で図書館の将来のあるべき姿や方向性、提供すべき図書サービスの種類や手段について14の提言がだされました。私たち青葉区民はどの程度その中身を知っていたでしょうか?
横浜市の区民意識調査結果を比較すると、青葉区の区民の「図書館サービスの向上」や「図書館設置」に対する要望は、常に他の区よりも上回っています。また、小学校での図書館ボランティアの活動が活発な点も青葉区の特徴のひとつです。
でも・・・区民ひとりひとりが本当に「図書館はどうなっているのだろうか?」と話し合う場が今までありませんでした。この機会を利用して青葉区図書館のあるべき姿を話し合いませんか。

連絡先:めだか文庫 吉永(山内図書館 文庫活動団体)
Tel: 045-901-8213
協力:横浜の図書館の発展を願う会

【ニュース】横浜市議会、市立図書館への指定管理者導入議案について「継続審査」に

横浜市立図書館への指定管理者導入について、
市議会の審議結果が入りましたのでお知らせします。
横浜市 横浜市会 議案・審議結果
平成20年第4回定例会
市第72号議案 横浜市立図書館条例の一部改正  結果:継続審査
★市立図書館への指定管理者導入/横浜市会常任委が継続審査決める(神奈川新聞 2008年12月10日)
★横浜市議会:市立山内図書館の指定管理者導入議案を継続審査 /神奈川(毎日新聞 2008年12月13日)
その他、12月13日には上記2紙に加え朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞、東京新聞に記事が掲載されました。(インターネットニュースはありません。)
※ネットのニュース記事は時限掲載のため、一定期間経過後にリンク切れになることがあります。あらかじめご了承下さい。
横浜の図書館の発展を願う会では、この問題について引き続き市の動勢を監視し、ロビング、市民、マスコミへの呼びかけ・提言を続けて参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

横浜市立図書館に関する公開質問状について(回答)

横浜の図書館の発展を願う会から、11月7日付で横浜市長に出しました
「横浜市立図書館に関する公開質問状」に対する回答が来ました。
本回答は、先の公開質問状に記載した通り、公開するとお約束しましたので、
ここに公開させていただきます。
原本はこちら(PDF
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                                    教図企 第1237号
                                    平成20年11月25日
横浜の図書館の発展を願う会
代表 溝井 正美 様
                                   横浜市長 中田 宏
     横浜市立図書館に関する公開質問状について(回答)
 さきにご質問(平成20年11月7日)のありましたことについて、次のとおり
お答えします。
 横浜市立図書館の運営については、「横浜市立図書館のあり方懇談会」によ
る提言を踏まえ、サービスの充実及び効率的な管理運営の実現に向けて検討を
進めてまいりました。この提言および検討を踏まえて、民力の導入などによる
管理運営手法の見直しにより、効率的な図書館運営を行うとともにサービスの
向上を目指し、このたび、地域図書館1館(青葉区:山内図書館)に指定管理者
制度を導入する案を教育委員会事務局としてまとめたものです。
 今回の指定管理者制度導入(案)は、図書館への指定管理者制度導入につい
てさまざまな論がある中で、まず図書館ニーズが高い地域で1館に導入し、その
結果を検証したうえで次の段階に進めることを考え、立案したものです。指定
管理者制度導入館も、公の施設として、中央図書館を中核とする市立図書館18
館のネットワーク網を構成する一つの地域図書館として運営していきます。ま
た、司書のサービスの質については、指定管理者の司書スタッフにより、地域
図書館の現行サービス水準を引き続き推持します。その上で、中央図書館が長
期的視野に立った管理運営を担うことで、蔵書構築の継続性や高度なレファレ
ンスに対応できる安定的な図書館サービスの実施をバックアップしていきます。
 なお、有料サービスについては事業者の創意工夫の下で提案されることを期
待しています。学校との連携などこれまで行っているサービスについては、引
き続きサービス水準を維持します。経費の削減額については、人件費を含めた
事業費について算出したものであり、引継ぎ研修期間については、市民サービ
スに遺漏を生じないように、引継ぎ期間を十分に確保する必要があると考えて
います。長期的視野に立った計画的な蔵書等の収集や蔵書構築については、今
までどおり中央図書館が担ってまいります。指定管理者の評価については、第
三者評価を行うこととしており、指定管理者により運営される図書館について
は「評価委員会」を設置して評価を行います。
 この指定管理者制度導入(案)については、今後、市会において条例改正の
手続きを進めていく予定であり、市会により民意を反映した十分な議論と審な
されるものと考えています。また、指定管理者制度導入(案)については、図
書館のホームページに公表するなど、事業内容の公表にも努めています。ご意
見については「市民からの提案」などにより常時受け付けております。
この旨ご了承いただき、貴会の皆様によろしくお伝えください。
———————————————————-
なお、公開質問状には11月14日までに文書で回答をとお願いしておりましたが、
この回答の日付は11月25日で、期限が守られなかったこと、回答延期の連絡も
なかったこと、代表の溝井宅に到着したのは11月27日であったことをご報告い
たします。

★横浜の図書館これでいいの?~横浜市立図書館の指定管理者導入を問う・緊急集会~

横浜の図書館これでいいの?~横浜市立図書館の指定管理者導入を問う・緊急集会~

【日時】2008年11月16日(日) 10:00~11:45(9:30開場)
【会場】アートフォーラムあざみ野 ※地図・チラシ(PDF)
   (東急田園都市線「あざみ野駅」東口より徒歩5分)
    入場無料・事前申込不要
私たちは、横浜の図書館の数が少ないこと、蔵書数が少ないこと(政令指定都市で最下位:人口比)、学校図書館のあまりの貧弱さなどに心を痛めて、図書館環境の改善を求めてきました。しかし、更に質の低下を招きかねない「指定管理者制度」の導入が行われようとしています。経費削減の名の下にすすめられているこの現状を皆さんはどう考えますか?
講演「今、日本の図書館に起こっていること」 講師:津野海太郎氏
【主催】横浜の図書館の発展を願う会
【連絡先】溝井 FAX:045-306-6300 メール:info@libraryfun.net
横浜市内:青葉区■本の泉■おひさま文庫■めだか文庫■吉永厚子■時をみつめる会■岩間千秋■ポレポレ文庫■武本節子■小坂陽子■こどもの絵本箱・みつばち文庫■子どもの未来を考える会■もえぎ野文庫■山内図書館修理ボランティア■つつじ文庫■藤田かおる■藤田恵子■高橋祐子■交流広場「たまりん場」■虹の部屋■松下ユウ子■佐藤慶子■あかね台文庫■堀美和子 都筑区■伊藤紀久子(元横浜市立図書館のあり方懇談会委員)■つづき図書館ファン倶楽部■エステキッズひまわり文庫■にひきのさかな文庫■ろばの子お話会■おはなし広場■小学校図書館友の会■若杉隆志■お話しネットワーク「かたらんらん」 港南区■おはなしひろばの会■港南おはなしの会■丸山台中学校図書館ボランティア■金色ポケット■おはなしくまさん■おはなし大好き! 瀬谷区■瀬谷図書館大好きの会■村島光子■風の会■きずな■森の小鳥 磯子区■からいぶんこ■もこもこ■鳴海正泰■鈴木陽子■図書館勉強会いそご その他の区■学校図書館を考える会・横浜■長崎源之助(南区)■三宅晶子(戸塚区)■寺田芳朗(中区) ■まつぼっくりの会(南区)■子どもを守る横浜各界連絡会■横浜子どもを守る会■伊藤幹郎(弁護士・中区) 元横浜市立図書館職員■坪野忠(三浦市)■酒川玲子(東京都) 神奈川県内■学校図書館問題研究会神奈川支部■図書館とともだち・鎌倉■長野ヒデ子(鎌倉市) ■船橋佳子(川崎市)■図書館フレンズ・逗子■みんなの図書館の会・よこすか■図書館問題研究会神奈川支部■時田史郎(葉山町) 全国:県外■親子読書地域文庫全国連絡会■日本親子読書センター■静岡図書館友の会■トモエ文庫■立川の図書館を考える会■鶴ヶ島・本の森友の会■宮若市の図書館友の会(福岡県)■調布の図書館をもっともっとよくする会■新屋桃代(豊橋市)■廣井ひより(多摩市)■才津原哲弘(福岡県)■小川徹(小金井市)■高槻にみんなの図書館をつくる会■多摩市に中央図書館をつくる会■さっぽろ図書館づくりネットワーク■千竈八重子(大分県)■図書館をもっと大きく育てる会(栗原市)■身近に図書館がほしい福岡市民の会■堺市の図書館を考える会■千葉市の図書館を考える会■東京の図書館をもっとよくする会■富山県図書館を考える会■町田の図書館活動をすすめる会■のぼりべつの図書館を考える会■へそ文庫(町田市)■広瀬恒子(東京都)■岩城信吉(北海道)■神戸・図書館ネットワーク■筑後市公民館図書室を支える会(たんけん隊)■本の森豊橋南図書館友の会■えほんの会(豊橋市)■鷹丘小読み聞かせボランティアグループ(豊橋市)■窪田雅子(豊橋市)■高橋聖子(豊橋市) ■くまとり読書友の会■柿の木文庫(町田市)■香川県子ども文庫連絡会■河瀬紀江(奈良市)■石本美智子(熊本市) ■図書館を友とする会・さが■杉戸町図書館友の会■福島市の図書館を育てる市民の会■私たちと図書館をつなぐ会・くしろ■竹本ゆりえ(豊橋市)■にっしん図書館サポーターズ(愛知県日進市) ■図書館とまちづくり・奈良県・ネットワーク■札幌地区子どもの本連絡会■西早稲田の図書館を考える会■みしま図書館友の会■野本道子(朝霞市)■春日部市図書館友の会■稲城の図書館サポーターみんなのとしょかん■龍国寺(福岡県)■石川・学校図書館を考える会■ライブラリーファン(石狩当別) ■金沢に豊かな学校図書館を願うボランティアネットワーク■加藤道子(豊橋市)■久保田耕司(長野県) ■小倉カツミ・直志(館山市)■松苗禮子(語り部・館山市) ■小倉陽子・卓嶺(茂原市) ■尾林芳匡(弁護士・八王子市)■世田谷の図書館を考える会 以上11/15 現在
★本日、無事終了しました。雨で足元の悪い中、集会は100人を越える人々が集まって下さり、誠にありがとうございました。これからの私たちの動きも、このブログにて公開していきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 
【連絡先】溝井 FAX:045-306-6300 メール:info@libraryfun.net
【参考記事・ホームページ】
横浜市立図書館の管理運営について
(教育委員会事務局中央図書館企画運営課-2008.10.16)
2010年度に一カ所で導入 横浜市図書館に指定管理者制度 市民団体、再び反発
(東京新聞ホームページ・2008年10月11日)
山内図書館 市内初の指定管理導入へ
(タウンニュース・青葉区版 2008年10月23日号)
市立図書館の指定管理者制度めぐり質問相次ぐ/横浜市会常任委
(2008/10/30・神奈川新聞)
社説 図書館運営 なじむか、指定管理者制度
(2008/11/4・神奈川新聞)
(ニュース記事は時限掲載のため、一定期間が過ぎるとリンク切れとなります。ご了承下さい。)

横浜市立図書館に関する公開質問状

平成20年11月7日
横浜市長 中田 宏 様
質問者 団体住所 横浜市(以下略)
団体名称 横浜の図書館の発展を願う会
代表者の氏名 溝井 正美
横浜市立図書館に関する公開質問状
市長には日頃から市政にご尽力くださり、お礼申し上げます。
私たち「横浜の図書館の発展を願う会」は、横浜市立図書館が地域の情報拠点として発展するために、図書館と協働して、図書館の価値を広く市民に伝え、図書館サービスの充実を願って活動するために設立された団体です。
 昨年末に横浜市立図書館に指定管理者制度導入の計画があると知り、集会を重ねて図書館と指定管理者制度についての情報交換をし、教育委員会や市議会常任委員会の傍聴をして参りました。また、教育委員会に提出した請願書の不採択理由も読みました。しかし、未だ、図書館に指定管理者を導入する明快な回答をお聞きできていません。
 そこで、行政の最高責任者である市長に、私たちの疑問にお答えいただきたく、下記のとおり質問状を提出することにしました。そして、この問題は多くの市民、さらには同じ問題を抱える人たちと共有されるべきだと考え、公開とさせていただきます。
   
                    記
1、私共は、公共図書館には、高度で専門的な情報を必要とする、図書館利用の熟達者だけでなく、いわゆる社会的弱者にも、等しく利用の場と情報の提供をする使命があると考えています。しかし、この度の指定管理者導入は、ホームページによると民間のノウハウを活かし、有料サービスの実施とあり、結果的に必要な情報を得られない市民が生まれる懸念があります。
公共図書館の社会的意義をどのようにお考えかお聞かせ下さい。
2、全事業に指定管理者制度を導入することは、市の中期計画に基づくものだそうです(10月15日、朝日新聞)が、施設、機関の果たす機能、役割においてはそぐわないものも当然あると思います。公共図書館もその一つだと思いますが、残念ながら中央図書館自らが指定管理者制度導入に積極的な様子が伺えます。
公共図書館が市民に対する責任を放棄し、民間に委ねるという結論に至ったことと、中央図書館長を始めとする幹部職員が司書専門職でないこととの関係について、お考えをお聞かせ下さい。
3、1館に指定管理者制度を導入することにより、現在構築されているネットワーク機能が崩れた時、再構築するには膨大な時間と予算と人員が必要なことは容易に予想されます。一度崩れた図書館はもう元に戻らない、と言われています。指定管理の導入に先行する他都市で参考にした点、それをどのように今回の計画に反映させたかをお教えください。また、参考にしなかった場合は、その理由をお教え下さい。
4、市民への説明責任について伺います。
①大正時代から営々として引き継がれ、築き上げられてきた公共図書館は、横浜市と横浜市民の財産です。その当事者である市民に説明会を開くことなく計画を進行している理由をお聞かせ下さい。
 ②10月14日の教育委員会で「運営充実のため市民参加を考えている」との話がありましたが、
  市民に十分な説明をせずに導入しても、市民と行政との信頼関係は揺るがないとお考えなのか、お聞かせ下さい。
 ③10月30日の常任委員会での答弁で「市民の代表である議員に知らせたから説明している」というのは、市民は行政ではなく、議員に説明を求めるように、と言われたと解釈してよろしいか。
また、ホームページに公開している資料は内容が不明確ですが、どこへ問い合わせれば十分な回答が得られるかのか、質問先をご提示ください。
  
5、学校図書館は一番地域と密着しており、かつ、子どもたちの成長、文化とのかかわりに不可欠のものです。学校図書館に専門の司書のいない横浜市では、学校図書館を支援する公共図書館の役割は重要です。しかし、前回の計画案には学校図書館支援がありましたが、この度の計画では学校支援に触れられていません。
①指定管理者の導入により、学校支援がどのようになるのか、学校支援についてのお考えをお聞か
せ下さい。
②常任委員会で「学校図書館への支援は現在できていないが指定管理者になったらできる」と答弁されましたが、現在できない理由と、指定管理者ならできるとお考えになる根拠をお示し下さい。
③また、学校図書館に司書(あるいはそれに準じる人)が入った場合には、公共図書館との連携によって、学校図書館の機能は更に広がります。既に、学校図書館に司書のいる自治体では、公共図書館との連携が構築されています。短期間で変わる可能性のある指定管理者によって、どのような効果を期待し、学校図書館とのどのような連携を考えているのか、お示し下さい。
6、経費削減についてお伺いします
 ①導入計画案では、1650万円の経費が削減されるとあります。これについては、教育委員会で人件費だと答弁されています。また、常任委員会では副市長が指定管理者に任せると答弁されましたが、それでは比較ができません。
現行と比較した試算の内容をお示し下さい。館長を始めとする職員の人数や資格、身分などどのように設定されたかもお示し下さい。
 ②サービスポイントの追加、開館時間の延長に伴い、人件費や配送手数料、開館に伴う諸経費がかかりますが、それでも1650万円削減できるとの説明のようです。これは、新たなサービスにかかる経費は有料サービスで賄うということでしょうか。
  新たなサービスにかかると想定される経費の内容と、それらを賄えると想定する有料サービスの内容を教えてください。①と矛盾しない回答をお願いします。
 ③人件費の削減では、いわゆる「ワーキングプア」を生じさせるだけで終るのではないでしょうか?
  年収に見合う仕事をしていないのならば、直営でも嘱託やアルバイトを採用することにより、コスト削減は可能ではないでしょうか?
7、計画段階で5ヶ月間の民間企業の研修を予定していることについてお聞きします
①サービス向上と経費削減のために指定管理者制度を導入するわけですから、現行のサービス水準の維持、向上の責任は請け負う業者にあります。従って、研修の予定は、期間、内容、講師など全て指定を受けようとする業者側の問題であり、図書館には利用者のために要求水準を満たすかそれ以上の業者を選ぶ責任はあっても、育てる責任はないと思います。市長のお考えをお聞かせ下さい。
②更に、要求水準も未定、公募も、選定もしていない段階で、長期間の引継ぎ・研修を予定に組み込んでいる理由もお教えください。これほどの研修期間を必要としない優秀な民間業者を探す意識がないと受け取れますが、いかがでしょうか。指定管理者制度に興味を示している企業とは既に話合いをしているのでしょうか?
これが市長のお考えになる「事業の硬直化」している現行の山内図書館を「柔軟な手法」で改善する民間のレベルなのでしょうか。お伺いいたします。
③民間図書館が育っていない日本では、図書館の経営ノウハウ、実行ノウハウは公共図書館にあると思います。横浜市の場合は全国的にみても優秀だといわれています。それを人件費が安いからといって指定管理者制度を導入し、サービス維持のために5ヶ月も研修するというのは、時間と、人(司書)の無駄ではありませんか。
その5ヶ月間、司書は本来の業務に専念できず、利用者の立場で言えば、その間、研修に携わっている司書さんからサービスを受けられなくなり、不利益ということになります。
これは、市民の税金を使い「民間業者を育てる」こと、市民へのサービス低下に繋がることから、指定管理者制度導入のデメリットだと思うのですが、いかがお考えでしょうか。
それ以上のメリットがあるとお考えなら、具体的にお教え下さい。
8、常任委員会の答弁をお聞きしても、将来の図書館の確固たる姿が見えてきません。指定管理者制度を導入した後、横浜の図書館はどのような図書館になっていることを想定されているのか、お聞かせ下さい。
中央図書館も将来的には指定管理者制度導入対象となるのでしょうか。それとも、中央図書館だけが直轄でその他地区館17館を指定管理にして傘下コントロールするというお考えなのでしょうか。
お聞きします。
9、10月15日の朝日新聞によると、「中央図書館が予算計画や蔵書方針を一元的に扱う」とありました。しかし、現場から離れたところでの選書や廃棄などの管理は地域の実態を反映しきれず、サービスの低下に繋がると懸念します。どのような対策をお考えかお聞かせ下さい。
同じ市立図書館といえどもそれぞれの館の蔵書構成の独自性や自律性が確保されているからこそ、ネットワークを組む価値がありますし、地域に密着しているからこそ利用価値があると考えます。
そのバランスを、中央図書館でどのように取る計画か、お聞かせ下さい。
10、指定管理者の評価について伺います。
 常任委員会の答弁では、全て山内図書館で「しっかり評価」してから決める、といわれていますが、新聞報道(10月15日朝日)では、効果があれば「5年を待たずに」他館にも「導入する」とあり、だとすると、この評価は大変重要なものです。
どのように評価するのか、その方法をお教えください。
①図書館の専門性を正確に評価するためには、外部評価委員にも専門家は必要と考えます。委員会の構成メンバーとその方の専門とするところをお教えください。
②比較考量する対象を同じネットワークに組み込んで協力体制をつくる、という矛盾したやり方で、どのように評価の公平性、明瞭性を確保しているのか、評価方法を教えてください。
 ③評価に当たり重要な仕様書や要求水準もこれから決めるようですが、そこに専門家である司書、サービスを受ける当事者である市民の参加はありますか。
④仕様書が守れなかったり、要求水準に達しなかった場合の業者の処遇と、市の責任の取り方をお教え下さい。
11、5年後に不適切であると判断された場合には、どのような方法で直営に復活することを想定しているのでしょうか。どんな方法をお考えなのか、その方法をお教え下さい。
また、そのときにかかる経費はどのくらいと想定されていますか。
それは、5年間の指定管理者制度導入により削減された額と比べ、損得はどのくらいになりますか。
導入しないで続けていた時と比べるとどうなりますか。お答え下さい。
以上、お手数をおかけいたしますが、書面にてご回答くださいますようお願いいたします。最大の政令指定都市、国際都市横浜の図書館の動向は全国の注目するところですので、ご回答は広く公開させていただきます。回答までの期間が短く恐縮ですが、すべて、既に計画立案段階でお考え済みの項目と存じますので、回答の期限を11月14日とさせていただきたく存じます。期日を延ばして回答いただける場合はその日にちをお答え下さい。
私共も、市長と同じく文化都市横浜を愛し、横浜の図書館が将来発展することを願っているものです。ご多忙は重々承知いたしておりますが、何卒、速やかにご回答くださいますようよろしくお願いいたします。
なお、ご回答をいただけなかった場合は、その旨、公表いたしますことを申し上げます。
                                      以上
(連絡先)溝井正美  E-mail:(省略)
      横浜市(以下略)
      携帯:(省略)   FAX:045-306-6300
————————————————-
個人情報保護のため、団体住所および代表者連絡先は一部省略しています。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
【この件についてのお問い合せ先】
横浜の図書館の発展を願う会
溝井正美(みぞいまさみ)
FAX:045-306-6300 メール:info@libraryfun.net

10月28日横浜市教育委員会臨時会にて審議される請願書

10月28日に「横浜市教育委員会臨時会」が開催されます。
横浜の図書館の発展を願う会からの請願書3通をを含め、
横浜市立図書館に関する請願が7本提出され、この臨時会にて審議されます。
当会から提出した請願書3本を掲載します。
受理番号6
指定管理者制度を横浜市立図書館に導入しないこと(平成20年10月10日受理)(PDF
受理番号7
「市民の意見が反映される仕組みづくり」を早期に実現すること(平成20年10月10日受理)(PDF
受理番号8
図書館サービスを充実すること(平成20年10月10日受理)(PDF
他の請願、議案等、詳細については、下記公式発表をご覧下さい。 
「横浜市教育委員会臨時会」開催のお知らせ

横浜市の図書館に指定管理者制度がはいるって?~みんなの図書館が危ない!? Part 4~

横浜市の図書館に指定管理者制度がはいるって?~みんなの図書館が危ない!? Part 4~

横浜市の図書館に指定管理者制度がはいるって?
~みんなの図書館が危ない!? Part 4~

私たちは、おはなし会や読み聞かせボランティア、学校図書館ボランティアとして、公共図書館に育てられ、その支援を受けて活動してきました。今、経費削減をうけて、市立図書館に指定管理者制度導入が計画されています。そうなった時、私たちと図書館の関係はどうなるのでしょうか?また、普通に図書館を利用している私たちにとって、図書館はどう変わるのでしょうか?この機会に、もう一度図書館のサービスについて知り、指定管理者制度導入について、一緒に考えてみましょう。
日 時: 4月12日(土) 13時00分~16時00分
場 所: 瀬谷区福祉活動拠点・パートナー瀬谷 2階交流室  
    (瀬谷区二ツ橋318-5 電話:045-361-2117 駐車場はありません)
    相鉄線三ツ境駅(急行三つ目)より徒歩10分
参加費 無料
申し込み:氏名、電話、お住まい(県外の方は県名、市外の方は市名、市内の方は区名)を記入の上、下記までお申し込みください。(先着50名)
お受けできなかった場合のみ、ご連絡いたします。
申込み・問合せ: FAX:045-303-6267(高橋) メール(村島)
<プログラム>
13:30~14:30
  【講演】“ ボランティアと図書館 ”
    広瀬 恒子氏(親子読書地域文庫全国連絡会代表)
14:40~15:30
  【報告・わたしたちの活動】
    きずな 高橋桂子ほか
    せや布えほんぐるーぷ 村島光子
    南小おはなしかい 森真理子(予定)
15:30~16:00
   参加者から まとめ
主催:横浜の図書館の発展を願う会 共催:神奈川の図書館を考えるつどい
賛同団体:きずな・風の会・おはなしいろは
 賛同者:広瀬恒子(親子読書地域文庫全国連絡会代表)
     長崎源之助(児童文学者)、長野ヒデ子(絵本作家)
     佐藤きい子(森の会)、森地のり子(きやきサロン)
     村島光子(せや布えほんぐるーぷ)
★4月12日案内チラシ(PDF