横浜市立図書館に関する公開質問状

平成20年11月7日
横浜市長 中田 宏 様
質問者 団体住所 横浜市(以下略)
団体名称 横浜の図書館の発展を願う会
代表者の氏名 溝井 正美
横浜市立図書館に関する公開質問状
市長には日頃から市政にご尽力くださり、お礼申し上げます。
私たち「横浜の図書館の発展を願う会」は、横浜市立図書館が地域の情報拠点として発展するために、図書館と協働して、図書館の価値を広く市民に伝え、図書館サービスの充実を願って活動するために設立された団体です。
 昨年末に横浜市立図書館に指定管理者制度導入の計画があると知り、集会を重ねて図書館と指定管理者制度についての情報交換をし、教育委員会や市議会常任委員会の傍聴をして参りました。また、教育委員会に提出した請願書の不採択理由も読みました。しかし、未だ、図書館に指定管理者を導入する明快な回答をお聞きできていません。
 そこで、行政の最高責任者である市長に、私たちの疑問にお答えいただきたく、下記のとおり質問状を提出することにしました。そして、この問題は多くの市民、さらには同じ問題を抱える人たちと共有されるべきだと考え、公開とさせていただきます。
   
                    記
1、私共は、公共図書館には、高度で専門的な情報を必要とする、図書館利用の熟達者だけでなく、いわゆる社会的弱者にも、等しく利用の場と情報の提供をする使命があると考えています。しかし、この度の指定管理者導入は、ホームページによると民間のノウハウを活かし、有料サービスの実施とあり、結果的に必要な情報を得られない市民が生まれる懸念があります。
公共図書館の社会的意義をどのようにお考えかお聞かせ下さい。
2、全事業に指定管理者制度を導入することは、市の中期計画に基づくものだそうです(10月15日、朝日新聞)が、施設、機関の果たす機能、役割においてはそぐわないものも当然あると思います。公共図書館もその一つだと思いますが、残念ながら中央図書館自らが指定管理者制度導入に積極的な様子が伺えます。
公共図書館が市民に対する責任を放棄し、民間に委ねるという結論に至ったことと、中央図書館長を始めとする幹部職員が司書専門職でないこととの関係について、お考えをお聞かせ下さい。
3、1館に指定管理者制度を導入することにより、現在構築されているネットワーク機能が崩れた時、再構築するには膨大な時間と予算と人員が必要なことは容易に予想されます。一度崩れた図書館はもう元に戻らない、と言われています。指定管理の導入に先行する他都市で参考にした点、それをどのように今回の計画に反映させたかをお教えください。また、参考にしなかった場合は、その理由をお教え下さい。
4、市民への説明責任について伺います。
①大正時代から営々として引き継がれ、築き上げられてきた公共図書館は、横浜市と横浜市民の財産です。その当事者である市民に説明会を開くことなく計画を進行している理由をお聞かせ下さい。
 ②10月14日の教育委員会で「運営充実のため市民参加を考えている」との話がありましたが、
  市民に十分な説明をせずに導入しても、市民と行政との信頼関係は揺るがないとお考えなのか、お聞かせ下さい。
 ③10月30日の常任委員会での答弁で「市民の代表である議員に知らせたから説明している」というのは、市民は行政ではなく、議員に説明を求めるように、と言われたと解釈してよろしいか。
また、ホームページに公開している資料は内容が不明確ですが、どこへ問い合わせれば十分な回答が得られるかのか、質問先をご提示ください。
  
5、学校図書館は一番地域と密着しており、かつ、子どもたちの成長、文化とのかかわりに不可欠のものです。学校図書館に専門の司書のいない横浜市では、学校図書館を支援する公共図書館の役割は重要です。しかし、前回の計画案には学校図書館支援がありましたが、この度の計画では学校支援に触れられていません。
①指定管理者の導入により、学校支援がどのようになるのか、学校支援についてのお考えをお聞か
せ下さい。
②常任委員会で「学校図書館への支援は現在できていないが指定管理者になったらできる」と答弁されましたが、現在できない理由と、指定管理者ならできるとお考えになる根拠をお示し下さい。
③また、学校図書館に司書(あるいはそれに準じる人)が入った場合には、公共図書館との連携によって、学校図書館の機能は更に広がります。既に、学校図書館に司書のいる自治体では、公共図書館との連携が構築されています。短期間で変わる可能性のある指定管理者によって、どのような効果を期待し、学校図書館とのどのような連携を考えているのか、お示し下さい。
6、経費削減についてお伺いします
 ①導入計画案では、1650万円の経費が削減されるとあります。これについては、教育委員会で人件費だと答弁されています。また、常任委員会では副市長が指定管理者に任せると答弁されましたが、それでは比較ができません。
現行と比較した試算の内容をお示し下さい。館長を始めとする職員の人数や資格、身分などどのように設定されたかもお示し下さい。
 ②サービスポイントの追加、開館時間の延長に伴い、人件費や配送手数料、開館に伴う諸経費がかかりますが、それでも1650万円削減できるとの説明のようです。これは、新たなサービスにかかる経費は有料サービスで賄うということでしょうか。
  新たなサービスにかかると想定される経費の内容と、それらを賄えると想定する有料サービスの内容を教えてください。①と矛盾しない回答をお願いします。
 ③人件費の削減では、いわゆる「ワーキングプア」を生じさせるだけで終るのではないでしょうか?
  年収に見合う仕事をしていないのならば、直営でも嘱託やアルバイトを採用することにより、コスト削減は可能ではないでしょうか?
7、計画段階で5ヶ月間の民間企業の研修を予定していることについてお聞きします
①サービス向上と経費削減のために指定管理者制度を導入するわけですから、現行のサービス水準の維持、向上の責任は請け負う業者にあります。従って、研修の予定は、期間、内容、講師など全て指定を受けようとする業者側の問題であり、図書館には利用者のために要求水準を満たすかそれ以上の業者を選ぶ責任はあっても、育てる責任はないと思います。市長のお考えをお聞かせ下さい。
②更に、要求水準も未定、公募も、選定もしていない段階で、長期間の引継ぎ・研修を予定に組み込んでいる理由もお教えください。これほどの研修期間を必要としない優秀な民間業者を探す意識がないと受け取れますが、いかがでしょうか。指定管理者制度に興味を示している企業とは既に話合いをしているのでしょうか?
これが市長のお考えになる「事業の硬直化」している現行の山内図書館を「柔軟な手法」で改善する民間のレベルなのでしょうか。お伺いいたします。
③民間図書館が育っていない日本では、図書館の経営ノウハウ、実行ノウハウは公共図書館にあると思います。横浜市の場合は全国的にみても優秀だといわれています。それを人件費が安いからといって指定管理者制度を導入し、サービス維持のために5ヶ月も研修するというのは、時間と、人(司書)の無駄ではありませんか。
その5ヶ月間、司書は本来の業務に専念できず、利用者の立場で言えば、その間、研修に携わっている司書さんからサービスを受けられなくなり、不利益ということになります。
これは、市民の税金を使い「民間業者を育てる」こと、市民へのサービス低下に繋がることから、指定管理者制度導入のデメリットだと思うのですが、いかがお考えでしょうか。
それ以上のメリットがあるとお考えなら、具体的にお教え下さい。
8、常任委員会の答弁をお聞きしても、将来の図書館の確固たる姿が見えてきません。指定管理者制度を導入した後、横浜の図書館はどのような図書館になっていることを想定されているのか、お聞かせ下さい。
中央図書館も将来的には指定管理者制度導入対象となるのでしょうか。それとも、中央図書館だけが直轄でその他地区館17館を指定管理にして傘下コントロールするというお考えなのでしょうか。
お聞きします。
9、10月15日の朝日新聞によると、「中央図書館が予算計画や蔵書方針を一元的に扱う」とありました。しかし、現場から離れたところでの選書や廃棄などの管理は地域の実態を反映しきれず、サービスの低下に繋がると懸念します。どのような対策をお考えかお聞かせ下さい。
同じ市立図書館といえどもそれぞれの館の蔵書構成の独自性や自律性が確保されているからこそ、ネットワークを組む価値がありますし、地域に密着しているからこそ利用価値があると考えます。
そのバランスを、中央図書館でどのように取る計画か、お聞かせ下さい。
10、指定管理者の評価について伺います。
 常任委員会の答弁では、全て山内図書館で「しっかり評価」してから決める、といわれていますが、新聞報道(10月15日朝日)では、効果があれば「5年を待たずに」他館にも「導入する」とあり、だとすると、この評価は大変重要なものです。
どのように評価するのか、その方法をお教えください。
①図書館の専門性を正確に評価するためには、外部評価委員にも専門家は必要と考えます。委員会の構成メンバーとその方の専門とするところをお教えください。
②比較考量する対象を同じネットワークに組み込んで協力体制をつくる、という矛盾したやり方で、どのように評価の公平性、明瞭性を確保しているのか、評価方法を教えてください。
 ③評価に当たり重要な仕様書や要求水準もこれから決めるようですが、そこに専門家である司書、サービスを受ける当事者である市民の参加はありますか。
④仕様書が守れなかったり、要求水準に達しなかった場合の業者の処遇と、市の責任の取り方をお教え下さい。
11、5年後に不適切であると判断された場合には、どのような方法で直営に復活することを想定しているのでしょうか。どんな方法をお考えなのか、その方法をお教え下さい。
また、そのときにかかる経費はどのくらいと想定されていますか。
それは、5年間の指定管理者制度導入により削減された額と比べ、損得はどのくらいになりますか。
導入しないで続けていた時と比べるとどうなりますか。お答え下さい。
以上、お手数をおかけいたしますが、書面にてご回答くださいますようお願いいたします。最大の政令指定都市、国際都市横浜の図書館の動向は全国の注目するところですので、ご回答は広く公開させていただきます。回答までの期間が短く恐縮ですが、すべて、既に計画立案段階でお考え済みの項目と存じますので、回答の期限を11月14日とさせていただきたく存じます。期日を延ばして回答いただける場合はその日にちをお答え下さい。
私共も、市長と同じく文化都市横浜を愛し、横浜の図書館が将来発展することを願っているものです。ご多忙は重々承知いたしておりますが、何卒、速やかにご回答くださいますようよろしくお願いいたします。
なお、ご回答をいただけなかった場合は、その旨、公表いたしますことを申し上げます。
                                      以上
(連絡先)溝井正美  E-mail:(省略)
      横浜市(以下略)
      携帯:(省略)   FAX:045-306-6300
————————————————-
個人情報保護のため、団体住所および代表者連絡先は一部省略しています。
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。
【この件についてのお問い合せ先】
横浜の図書館の発展を願う会
溝井正美(みぞいまさみ)
FAX:045-306-6300 メール:info@libraryfun.net

10月28日横浜市教育委員会臨時会にて審議される請願書

10月28日に「横浜市教育委員会臨時会」が開催されます。
横浜の図書館の発展を願う会からの請願書3通をを含め、
横浜市立図書館に関する請願が7本提出され、この臨時会にて審議されます。
当会から提出した請願書3本を掲載します。
受理番号6
指定管理者制度を横浜市立図書館に導入しないこと(平成20年10月10日受理)(PDF
受理番号7
「市民の意見が反映される仕組みづくり」を早期に実現すること(平成20年10月10日受理)(PDF
受理番号8
図書館サービスを充実すること(平成20年10月10日受理)(PDF
他の請願、議案等、詳細については、下記公式発表をご覧下さい。 
「横浜市教育委員会臨時会」開催のお知らせ

横浜市の図書館に指定管理者制度がはいるって?~みんなの図書館が危ない!? Part 4~

横浜市の図書館に指定管理者制度がはいるって?~みんなの図書館が危ない!? Part 4~

横浜市の図書館に指定管理者制度がはいるって?
~みんなの図書館が危ない!? Part 4~

私たちは、おはなし会や読み聞かせボランティア、学校図書館ボランティアとして、公共図書館に育てられ、その支援を受けて活動してきました。今、経費削減をうけて、市立図書館に指定管理者制度導入が計画されています。そうなった時、私たちと図書館の関係はどうなるのでしょうか?また、普通に図書館を利用している私たちにとって、図書館はどう変わるのでしょうか?この機会に、もう一度図書館のサービスについて知り、指定管理者制度導入について、一緒に考えてみましょう。
日 時: 4月12日(土) 13時00分~16時00分
場 所: 瀬谷区福祉活動拠点・パートナー瀬谷 2階交流室  
    (瀬谷区二ツ橋318-5 電話:045-361-2117 駐車場はありません)
    相鉄線三ツ境駅(急行三つ目)より徒歩10分
参加費 無料
申し込み:氏名、電話、お住まい(県外の方は県名、市外の方は市名、市内の方は区名)を記入の上、下記までお申し込みください。(先着50名)
お受けできなかった場合のみ、ご連絡いたします。
申込み・問合せ: FAX:045-303-6267(高橋) メール(村島)
<プログラム>
13:30~14:30
  【講演】“ ボランティアと図書館 ”
    広瀬 恒子氏(親子読書地域文庫全国連絡会代表)
14:40~15:30
  【報告・わたしたちの活動】
    きずな 高橋桂子ほか
    せや布えほんぐるーぷ 村島光子
    南小おはなしかい 森真理子(予定)
15:30~16:00
   参加者から まとめ
主催:横浜の図書館の発展を願う会 共催:神奈川の図書館を考えるつどい
賛同団体:きずな・風の会・おはなしいろは
 賛同者:広瀬恒子(親子読書地域文庫全国連絡会代表)
     長崎源之助(児童文学者)、長野ヒデ子(絵本作家)
     佐藤きい子(森の会)、森地のり子(きやきサロン)
     村島光子(せや布えほんぐるーぷ)
★4月12日案内チラシ(PDF

横浜市立図書館への指定管理者導入決定を受けて市内2箇所で市民集会を開催

ニュースリリース 2008年3月25日配信
[緊急集会]横浜の図書館の発展を願う会、横浜市立図書館への指定管理者導入決定を受けて市内2箇所で市民集会を開催
【要旨】
横浜市立図書館の将来について考える市民、有識者、司書等で構成される任意団体「横浜の図書館の発展を願う会」(横浜市、代表:溝井正美、電話:090-3099-3292、メール:info@libraryfun.net)は、4月5日(土)、4月12日(土)の2週連続で市内2箇所において緊急市民集会(参加費無料)を開催いたします。
【本文】
本年2月2日横浜市青葉区・山内地区センターで行われた「みんなの図書館が危ない!?~神奈川の図書館を考えるつどい・緊急集会~」(主催:神奈川の図書館を考えるつどい 共催:横浜の図書館の発展を願う会)は、横浜市立図書館の将来について関心を寄せる横浜市内外の参加者160名が押し寄せ、2日と3日の2日間にわたり東京新聞横浜版に大きく報道されました。
3月16日にはそのPart2として、2月の集会につづいて社団法人日本図書館協会理事・常世田良(とこよだ りょう)氏(元浦安市立図書館館長)をお招きし「まちづくりと図書館」と題しての講演を頂き「これからの地域社会を支え、自立した市民が自ら行動するために図書館の公的役割は大きい。今月、就任したばかりの大阪府知事・橋下氏が「指定管理者制度導入を積極的に」と発言した中で「図書館を除いて」と言って注目を浴びたことなど、これまでの国や自治体の発言を紹介し、すでに導入していた自治体が見直しをし始めていること、コスト削減を第一義としている現状と問題点」についてご報告を頂きました。
また、ボランティアとして関わる市内2人のパネラーからは、市立図書館がいままで積極的にかかわり支援してくれたことの感謝と、指定管理者制度下で果たして支援を継続してもらえるのか、という不安な心境を率直に話していただきました。参加者からは前回に続き大変勉強になったとのご意見が多数寄せられました。
4月5日、12日のPart3、Part4は前出の2つの集会と流れを一つにし、Part3はかながわ県民活動サポートセンター・ホールにて18時から、Part4は瀬谷区福祉活動拠点・パートナー瀬谷にて13時からそれぞれ開催され、いずれも入場無料となっています。(別添広報チラシ資料1、2)
全4回の集会がこれほど短期間に集中したのは、昨年11月21日に横浜市第28回執行会議(横浜市の意志決定機関。議事録は横浜市ホームページにて公開)の議題に「市立図書館の見直し計画(案)」として市教育委員会事務局より1.地域中核間によるブロック管理、2,民力を活用した管理運営手法の導入、3.司書職員の専門的業務への専任化という3項目が公表されたことを受けたものです。
昨年8月に市から公表された「横浜市立図書館のあり方懇談会 報告書」には、市民代表3名を加えた議論の末、指定管理者制度導入については将来に向けて検討すべき課題とされていたにもかかわらず、報告書公表直後に執行会議議題に案として上程されたことは事実上の決定事項であり、横浜市立図書館の運営やサービスに関心を寄せる市民にとっては、まさに「寝耳に水」の事態だったのです。
横浜市立図書館は、限られた予算とハード環境にもかかわらず全18館の有機的なネットワーク、司書全てが市職員として採用されることで専門サービスが高いレベルで維持されています。最近では、医療情報コーナーの新設、ビジネス支援などの取り組みも始まっており、全国的にも質の高い図書館として評価されています。指定管理者の導入によって何をどう変えようとしているのか、市民にとってのメリットは何かなど、市民の共有知的財産としての図書館について考える機会として、これまで図書館を利用したことのない市民の皆さまにも、ぜひこれらの集会にご参加いただければ幸甚です。
【本件に関するお問い合せ】
横浜の図書館の発展を願う会・溝井正美(みぞい まさみ)までお願いいたします。
TEL:090-3099-3292  FAX:045-306-6300 E-mail:info@libraryfun.net
上記リリースのテキスト、参考資料リンクは http://ilove-library.at.webry.info/
にUPされております。
★本リリース本文及び添付資料
http://libraryfun.net/yokohama/newsrelease080325.pdf
【追記】
・本日、3月25日付朝日新聞朝刊・田園都市版に関連記事が掲載されました。
・3月25日付asahi.com(神奈川)
「図書館の指定管理者制度 横浜市が準備」(田村剛記者)
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000803250005
こちらも合わせてお読み下さい。

横浜市立図書館のこれからを考えよう―指定管理者制度導入で横浜と図書館にどんなメリットが?―

横浜市立図書館のこれからを考えよう―指定管理者制度導入で横浜と図書館にどんなメリットが?―

図書館への指定管理者制度導入が5月市会で決定されようとしています。
「サービスが悪くなるんじゃない?」「でも財政が厳しいっていうし」
「だからって今までの良さがなくなるんじゃ‥」。
利用者・市民みんなで考えましょう。ぜひご参加を。
日 時:4月5日(土)18:00~20:30
会 場:かながわ県民活動サポートセンター・2Fホール
(横浜駅西口徒歩約5分)
【プログラム】
第一部 「わがまちの図書館はここが素晴らしい!」
        4人の利用者・市民による市立図書館18館の魅力・実力紹介。
第二部 「横浜と図書館は指定管理者制度でどう変わる?」
        5人の市民による5分間スピーチ。
        一昨年秋以来3回のシンポジウム開催、情報・意見交換、
        調査研究を踏まえて意見を述べます。
第三部 会場からのご意見
【お申し込み】
氏名、連絡先、ご住所(在住の県・または市・区)を下記宛先へ。
担当:松浦 ファックス:020-4624-8996 または メール
(※ ご意見・質問大歓迎。不参加の方も、ぜひ上記宛先へメッセージを。)
主催:横浜の図書館の発展を願う会・神奈川の図書館を考えるつどい
★4月5日案内チラシ(PDF

横浜の図書館に指定管理者制度がはいるって?~みんなの図書館が危ない!? Part2~

横浜の図書館に指定管理者制度がはいるって?
~みんなの図書館が危ない!? Part2~

<要旨>
横浜市立図書館に指定管理者制度導入計画があることを受け、おはなし会や読み聞かせボランティア、学校図書館ボランティアが図書館サービスについて知り、指定管理者制度導入について市民と共に学ぶ集会を開催。3月16日(日)13:30~16:30。横浜市栄区・栄公会堂。基調講演:常世田良氏「まちづくりと図書館」
横浜の図書館に指定管理者制度がはいるって?
~みんなの図書館が危ない!? Part2~

私たちは、おはなし会や読み聞かせボランティア、学校図書館ボランティアとして、公共図書館に育てられ、その支援を受けて活動してきました。
今、経費削減をうけて、市立図書館に指定管理者制度導入が計画されています。そうなった時、私たちと図書館の関係はどうなるのでしょうか?また、普通に図書館を利用している私たちにとって、図書館はどう変わるのでしょうか?
この機会に、もう一度図書館のサービスについて知り、指定管理者制度導入について、一緒に考えてみましょう。
日時:3月16日(日) 13時30分~16時30分
場所:横浜市栄区 栄公会堂 1号会議室(2F)
JR本郷台駅から徒歩10分、大船方面からバス停「公田」下車徒歩1分、
上大岡、金沢方面からバス停「天神橋」下車徒歩2分(江ノ電か神奈中)
参加費:無料
申し込み:氏名、電話、お住まい(県外の方は県名、市外の方は市名、市内の
方は区名)を記入の上、下記までお申し込みください。(先着100名)お受け
できなかった場合のみ、ご連絡いたします。
申込み・問合せ先:
FAX:045-842-9722(石本)
E-mail: fwnt3958@mb.infoweb.ne.jp
<プログラム>
13:30-14:30
【講演】「まちづくりと図書館」
常世田 良氏(社団法人日本図書館協会理事)
14:40-16:30
【パネルディスカッション】
パネラー 常世田 良氏(社団法人日本図書館協会理事)
      伊藤紀久子氏(横浜市立図書館のあり方懇談会委員)
      真野 かよ氏(おはなし会ボランティア・図書館ボランティア)
コーディネーター
      船橋 佳子氏(川崎の図書館ともの会)
主催:横浜の図書館の発展を願う会  共催:神奈川の図書館を考えるつどい
賛同団体 おはなしひろばの会・2ひきのさかな文庫・金色ポケット
・まつぼっくりの会・中学校図書館ボランティア・おはなし広場
賛同者:広瀬恒子(親子読書地域文庫全国連絡会代表)
★案内チラシ(PDF)

みんなの図書館が危ない!?~神奈川の図書館を考えるつどい・緊急集会~

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みんなの図書館が危ない!?
~神奈川の図書館を考えるつどい・緊急集会~

横浜市は地域図書館(3~4館)に指定管理者制度を導入し、
他の地域図書館は順次窓口業務の委託化を推進する計画を決定。
これにより、みんなの図書館はどうなるのか?
文部科学省「これからの図書館の在り方検討協力者会議」委員の
常世田良氏が語ります。
指定管理者制度って何?それっていいことなの?よくないの?
わかる方もわからない方も、この機会にぜひお集まりください!
日時:2月2日(土) 14時~17時
場所:横浜市青葉区 山内地区センター地図
 集会ホールA
   田園都市線及び横浜市営地下鉄の「あざみ野駅」から徒歩3分
    (山内図書館と同じ建物ですが、入り口は別です)
申込:氏名、電話、見学会(13時あるいは13時30分)、
   懇親会への出席有無を記入の上、下記までお申し込みください。
    (先着100名)
   FAX:045-306-6300(溝井) E-mail:info@libraryfun.net
参加費:無料
問合せ先:福富 080-5524-6091
※ 13時及び13時30分より、2回の山内図書館見学会開催予定。(各20名)
※ 17時30分よりあざみ野駅周辺で懇親会を予定。(会費3000円)
<プログラム>
14:00~15:00 【講演】 “ 図書館が横浜を救う!”
         常世田良氏(社団法人日本図書館協会理事)
15:00~17:00 【パネルディスカッション】
 パネラー   常世田良氏(社団法人日本図書館協会理事)
         川越峰子氏(横浜市中央図書館勤務)
         伊藤紀久子氏(横浜市立図書館のあり方懇談会委員)
         小坂陽子氏(青葉おはなしフェスティバル実行委員会委員長)
 コーディネーター
         船橋佳子氏(川崎の図書館ともの会)
主催:神奈川の図書館を考えるつどい
共催:横浜の図書館の発展を願う会
★神奈川の図書館を考えるつどい・緊急集会チラシ(PDF)
【Lukeより】
全国的に横浜市立図書館の動向は注目されております。
横浜の「知」のインフラを守るために、市民の皆さんが
まず関心をもって下さい。ご参加、心よりお待ちしております。
【2月2日追記】
おかげさまで、定員を大きく上回る方々のご参加をいただきました。
ご参加下さった方々、本当にありがとうございました。
市外、県外からのお申込も多数あり、
横浜市立図書館への指定管理者導入についての
市民の方々の関心の高さが伺えました。
今後も、このブログで経過報告をしてまいりたいと思います。
引き続き、ご関心を持っていただければ幸いです。
昨日は、東京新聞の記者が取材にも来てくれて、
今朝の東京新聞・神奈川版に、カラーで大きく出たそうです。
(読んでくれた人の話)
私はまだ入手していないので、読んだ方は感想をぜひお願いします。
★東京新聞のネット記事
2008年2月3日付【神奈川】
 横浜市立図書館に指定管理者制度 『ノウハウ継承、困難に』 (東京新聞・中山高志記者)

【プレスリリース】「横浜の図書館の発展について」横浜市議会へ陳情

報道関係者 各位                 平成19年12月12日
「横浜の図書館の発展を願う会」 代表 溝井 正美
(連絡先 福富:電話 080-5524-6091、fukutomi@tk2.so-net.ne.jp)
「横浜の図書館の発展について」横浜市議会へ陳情
私たち「横浜の図書館の発展を願う会」は、横浜市立図書館が地域の情報拠点として発展するために、図書館と協働で図書館の価値を広く市民に伝え、図書館サービスの充実を願って活動するために設立された団体です。本日、横浜市議会へ「横浜の図書館の発展について」の陳情書を別紙の通り提出しました。陳情項目は、下記の3点ですが、この中で特に、横浜市立図書館の一部の地域図書館に指定管理者制度を導入する検討が、市民の意見を聞く手続きを踏まないで進んでいくことを懸念しています。横浜市が図書館に指定管理者制度を導入する方針を決めるかについては、全国的に注目を集めています。開かれた情報の中で市民の意見を聞きながら検討が進むことを切望しています。
                記
【陳情項目】
1.指定管理者制度を横浜市立図書館に導入しないこと
2.図書館協議会を早期に設置すること
3.図書館サービスを充実すること
【陳情理由(要旨)】
1.指定管理者制度を横浜市立図書館に導入しないこと
(1)協働推進の基本指針及び情報公開理念に反します
(2)公立図書館に「指定管理者制度」がなじまない理由
  ・図書館の要である司書専門職を継続して雇用、育成することができません
  ・指定管理者制度では権限の委譲ができません
  ・図書館の目的は利潤追求ではありません
(3)現在の市立図書館運営体制による図書館サービスの改善を目指すべきで、
   指定管理者制度を導入するメリットはありません
2.図書館協議会を早期に設置すること
市民と図書館との協働推進のために出来るだけ早く、図書館法に基づく図書館協議会を設置し、この図書館協議会で、指定管理者制度の導入の適否を検討すること。
3.図書館サービスを充実すること
横浜市360万市民に対して図書館の絶対数が不足しています。横浜市民に対して、資料・情報提供の基地となる図書館を行き渡らせる施策展開(地区センター等とのネットワーク、学校図書館との連携等)と図書館政策のグランドデザインを作成すること。
以上
(別添資料:陳情書原文)
http://release.graphy.ne.jp/release/10190.pdf

「横浜市立図書館のあり方懇談会」報告書

今月、1年間にわたり開催されました
「横浜市立図書館のあり方懇談会」が終わりました。
この懇談会では図書館関係の専門家、有識者に混じり、
Lukeが所属する地元の都筑図書館を応援する
「つづき図書館ファン倶楽部」の代表が市民代表として選ばれ、
一同影になり日向になり応援してきました。
その報告書がPDF版で公開されましたので、
横浜市立図書館の将来像についてご関心のある方はぜひ読んで下さい。
そして、公立図書館の役割がどんなに重要なものか、
私たちは何を変え、何を守らねばならないのかを考えていただきたいと思います。
「横浜市立図書館のあり方懇談会」報告書
(横浜市立図書館ホームページ)
インターネットが一般的に普及してから早10年。
ホームページで公開される数え切れないほど多くの情報は
優秀な検索システムの出現により格段に利用しやすくなりました。
しかし、果たしてネット上の情報だけで本当に事足りるのか、
私たちは何か重要なものを見落としていないか、
よく吟味する必要があるのではないでしょうか。
便利な世の中であるからこそ、忘れてはならないもの。
それを、公共図書館のサービスを通して考えていただければ幸いです。
★お勧め参考書★
図書館はまちの真ん中―静岡市立御幸町図書館の挑戦 (図書館の現場 6)

「シンポジウム・図書館の未来は市民の手で」のご案内

ウェブリブログの皆さま
はじめまして。Lukeと申します。
図書館、本をテーマにblogを書いていきます。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
さて、さっそく、シンポジウムのお知らせです。
このイベントは図書館司書と市民が協働して実現したものです。
私もこの実行委員の一人として企画に参加しています。
パネリストは、図書館関係者では非常に著名な方ばかり。
図書館に深い関心をお持ちの方は、ご存じの方も多いと思います。
一度にこの方々のお話しを聞ける機会はそうありません。
実行委員会一同、皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
ぜひ横浜の図書館を応援してください。
以下のご案内文は転送転載歓迎です。どうぞよろしくお願い致します。
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「シンポジウム・図書館の未来は市民の手で」のご案内
“いい図書館は市民が育てる”そんな言葉を聞きます。
赤ちゃんからお年寄りまで、すべての市民が気軽に使える図書館だから、
互いに育て合える、本当に豊かな協働関係を築きたい。
多様化するニーズ、財政難、民営化・・・
今、図書館は大きな転機を迎えています。今だからこそ、
未来に向けて図書館の可能性をごいっしょに考えていきませんか!
◇日時:2006年10月8日(日) 午後1時30分~4時30分 
◇会場:かながわ労働プラザ 第3会議室 (開場 午後1時)
    (JR根岸線石川町駅(北口)徒歩3分)
◇地図URL http://www.zai-roudoufukushi-kanagawa.or.jp/lplaza.html#tizu
※申込みは不要です。当日、資料代を300円申し受けます。
◇第一部  図書館の未来を考えるために  午後1時30分~ 
●転換期の図書館
 山口源治郎氏 東京学芸大学教授
●市民の望む図書館-静岡市からの発信-
 草谷桂子氏 静岡市の図書館をよくする会会長
      静岡県立図書館協議会副会長
●『役に立つ』図書館が地域を救う
 斎藤明彦氏 鳥取県自治研修所所長(前鳥取県立図書館長)
●横浜の図書館の今・これから
 川越峰子氏  横浜市中央図書館司書
◇第二部 パネルディスカッション  午後3時~
     
 パネラー 山口源治郎氏
       斎藤明彦氏
       草谷桂子氏
 コーディネーター
       川越峰子氏
◇主催「シンポジウム図書館の未来は市民の手で」実行委員会
◇お問い合せ先:川越峰子 FAX 045(320)0287
          e-mail:ここをクリックして下さい

シンポジウム図書館の未来は市民の手で

【10/8追記】
本シンポジウムは、無事終了しました。
定員80名の会議室は満席どころか補助椅子まで出して座っていただく状態で、おそらく100名は超えたと思われます。
本日第1部の司会を僭越ながらlukeが務めさせていただきました。不慣れなことで、参加者の皆さま、講師の皆さまには行き届かないところもあったと思います。どうぞお赦し下さい。本当にたくさんの方のご来場、まことにありがとうございました。
シンポジウムの詳細な報告は、また、改めてさせていただきたいと思います。どうぞお楽しみに。